
楽しい防災がモットー「伊東市防災チームBATON」 日常の中で災害について考えるきっかけを=静岡・伊東市【わたしの防災】

伊東市で防災を学ぶ「体験イベント」
静岡県伊東市で2025年、防災士の資格を持つ市民が中心となって市内初の防災団体を立ち上げました。モットーは“楽しい防災”。
体験型のイベントを通して、市民の防災意識向上を目指します。
<心臓マッサージ体験>
「あと1分20秒で心電図を調べます」
阪神・淡路大震災から31年となった1月17日。伊東市のショッピングモールでは「防災フェア」が開かれました。
<伝い歩き体験>
「ここは離さないようにね。踏んでも蹴っても大丈夫」
夜間の災害発生を想定した「伝い歩き体験」です。アイマスクで目隠しをして、ロープを頼りに障害物をよけながらおそるおそる歩きます。
<伝い歩きを体験した人>
「視界が遮られると、こんなに歩きづらいんだなと、ちょっとびっくりしました」
この体験を企画したのは「伊東市防災チームBATON(ばとん)」です。2025年5月、防災士を中心に「自分たちだからできることを」と、伊東市初の市民の防災団体として結成されました。代表は辻恵さんです。
専門知識を生かした「うちの子防災手帳」 ペットとの避難も楽しく
<伊東市防災チームBATON 辻恵会長>
「防災の話ってどうしても難しく捉えられてしまいがちなんですね。実際自分が体を使ってやってみる、この体験型のイベントをやるのが私たちチームの中でも目指しているところ。とにかく私たちもまだ勉強をしながら活動しています」

この日、「伝い歩き体験」に加えてもう一つワークショップを開きました。作っていたのは名付けて「うちの子防災手帳」。ペットの防災対策です。
<伊東市防災チームBATON 関まゆみさん(ペット災害危機管理士)>
「猫ちゃん、ワンちゃんの特徴がわかる。特に目の色とか柄とかがわかるように少し大きめの写真に名前、住所とか病歴とか、ワクチンを打っているかとか、これをキャリーにパウチしてとめておくと、いざとなった時にこれごと避難できると避難所に行ってもすごく情報がわかってお世話する方にもわかりやすい」
実は、メンバーには防災士だけではなく看護師や保育士、ペット災害危機管理士など専門知識を持つ人たちがいて、それぞれの強みを生かして活動しています。
「うちの子防災手帳」はイベントでも関心が高く、飼い主は災害時、ペットと離れ離れになったときの情報提供や避難所での対応などを想定して取り組んでいました。
<手帳をつくった親子>
「こういうのを本当は用意していないといけないと思うんですけど、こういうきっかけがあって作れてよかったです」
「助けを求めてもいい」 知識と経験をリレーのようにつなぐ
“楽しい防災”をモットーに活動を続けるBATON。メンバーは防災を日常の中で考えるきっかけにしたいと意気込みます。
<伊東市防災チームBATON 辻恵会長>
「一人ではない、助けを求めてもいいんだよという、取りこぼさないような防災の意識づけ・活動を目指して取り組んでいきたいと思います」
BATONのメンバーは15人。2か月に1回のペースで研修をしているということです。
このBATONという名前には、リレーバトンのように「つないで伝えていく」という思いが込められています。
“楽しい防災”が知識をつなぎ、経験をつなぎ、人と人とをつないでいくかもしれません。
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