2026年2月21日

【JR東海が『鉄道むすめ』に参画】静岡支社から「身延くおん」「御殿場おとめ」がデビュー!その狙いとは?
(文/経営戦略室・天野大輔、写真/JR東海提供)
御殿場駅に設置された「御殿場おとめ」のパネル
2026年1月、JR御殿場線御殿場駅に、鉄道事業者などで働くスタッフをキャラクター化したコンテンツ『鉄道むすめ』の1人、「御殿場おとめ」の等身大パネルが設置されました。御殿場駅と同駅の東側出入口である“乙女口”に由来するキャラクターです。
『鉄道むすめ』は、鉄道会社や関連企業の実在する制服や仕事着を身にまとったキャラクターで、玩具メーカー・タカラトミーの子会社トミーテックが展開しています。2025年11月に20周年を迎え、全国各地で110人以上のキャラクターが活躍していますが、これまでJR東海は参画していませんでした。
御殿場おとめは、2025年12月に同時にデビューしたJR身延線身延駅の駅係員という設定の「身延くおん」とともに、同社初の『鉄道むすめ』となります。なぜこのタイミングで参画するのか。意図や背景について、JR東海に話を聞きました。
きっかけは特急ふじかわ号30周年
身延駅に設置された「身延くおん」の等身大パネル
<『鉄道むすめ』のデビューは、どんな経緯があったのでしょうか?>
「静岡駅と甲府駅を結ぶ特急ふじかわ号が2025年10月に運行開始から30年を迎えたことに伴い、同年7~12月に各種キャンペーンを実施しました。取り組みの一つとして、身延駅所属の『鉄道むすめ』をデビューさせることを決めました。検討を進める中で、2024年12月に開通90周年を迎えた御殿場線所属の『鉄道むすめ』もデビューさせてはどうかということになりました」
実は、身延駅所属の『鉄道むすめ』のデビューは、2025年8月に「特急ふじかわ号30周年記念キャンペーン」の一環として先行して告知されていました。ビジュアルや名称など詳細は公表されていませんでしたが、その後の検討で御殿場おとめのデビューも決まり、2人同時という華やかな形での公式デビューとなりました。
なぜ静岡から?県内私鉄の『鉄道むすめ』の数も影響!?
静岡県内事業者の鉄道むすめ一覧(デビュー順)※「塚原いさみ」は神奈川県内で完結している大雄山線の駅務掛という設定
<JR東海初の『鉄道むすめ』が、静岡支社からデビューすることに意味や意図はありますか?>
「静岡県内の他の鉄道事業者では、すでに6事業者9人の『鉄道むすめ』がデビューしていました。当社も一体となって盛り上げていきたいという思いから、静岡支社の管轄である身延駅、御殿場駅からの2人デビューに至りました」
身延駅自体は山梨県身延町に所在していますが、御殿場線と同様、JR東海静岡支社に属しています。東海4県を中心に10以上の都府県にまたがって営業している同社初の『鉄道むすめ』が静岡エリアから誕生した背景には、この土地ならではの理由がありました。
静岡県内では大井川鐵道、伊豆急行、伊豆箱根鉄道、静岡鉄道、遠州鉄道、遠鉄観光開発の6つの事業者で9人の『鉄道むすめ』が活躍しており、この数は全国トップクラスです。この賑わいにJR東海が加わることで地域交通をさらに盛り上げたい。今回の身延くおん、御殿場おとめのデビューにはそんな思いが込められています。
3月末までデビューキャンペーンを実施
誕生日が2月1日の「御殿場おとめ」。御殿場駅ではバースデー装飾も行われた
<乗客やファンに伝えたいことはありますか?>
「身延くおん、御殿場おとめが身延駅、御殿場駅を訪れる皆さまに愛されるキャラクターになるよう、さまざまな展開を検討してまいります。今後も応援のほどよろしくお願いします」
JR東海は「『鉄道むすめ』を通して、身延線、御殿場線の沿線の魅力が広く知られ、足を運んでもらうきっかけになればうれしい」としており、デビューキャンペーンとして、御殿場駅や身延駅を中心にオリジナルグッズのプレゼント企画などを2026年3月31日まで実施しています。等身大パネルも設置されているので、現地を訪れてみてはいかがでしょうか。
静岡県は全国的に見てもキャラクターが集中している地域です。これまでも鉄道事業者が協力した取り組みが行われてきましたが、ここにJR東海が加わり、地域一体となったさらなる盛り上がりが期待できそうです。
静岡県に関係する文化芸術、ポップカルチャーをキュレーション。ショートレビュー、表現者へのインタビューを通じて、アートを巡る対話の糸口をつくります。
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