2026年3月2日

お花見シーズン目前!今年の桜の開花予想から花粉の飛散まで、春の気象の話題を田中気象予報士が詳しく解説!
桜の開花予想、県内はだいたい平年並み
影島:日本の春といえば桜です。もう桜の開花予想が出ていると思うんですが、静岡県はいかがでしょうか?田中:今年は3月26日が開花予想です(2月6日時点)。ウェザーマップが発表したんですが、3月26日というのは去年と同じで、平年と比べると2日遅い日になります。大体、平年並みということですね。
桜の開花に影響を及ぼすのが気温です。冬が寒ければ寒いほど、春が暖かければ暖かいほど、早く咲くんですね。冬が寒いと、パチッと桜のつぼみが目を覚まします。これを休眠打破と言います。寒いと休眠打破が強く、3月に暖かいとつぼみがどんどん成長していくということになるんです。
今年1月下旬はもちろん寒かったんですが、去年の12月は結構暖かかったんです。
影島:そうですね。
田中:そのため桜の休眠打破が少し鈍く、ただ3月はしっかり暖かくなりそうなので、相殺されて大体平年並みになるだろうという予想になります。
影島:桜の開花は、毎年どのように予想されているんですか?
田中:これには計算式があるんですけれども、ウェザーマップは週間予報や1カ月予報、3カ月予報をもとに、気温のシミュレーションをはじき出すんです。なんと、1万通りの気温のシミュレーションをはじき出していて、それを計算式に入れて平均をとったものが、予想日、満開日として発表されるということになります。
季節を表す、桜以外の植物の開花も予想
影島:桜だけでなく、気象庁では梅やイチョウなど季節の植物の観測もされていますよね。これは何のために行われているんですか。田中:これは季節の遅れや進みを見るために行われています。現在は6種類の観測が行われています。順に季節ごとに言うと、梅、ソメイヨシノ、アジサイ、ススキ、イチョウ、カエデの6種類です。ただ、令和2年まではもっと種類が多くあり、植物は34種、動物は23種の観測を行っていたんです。
影島:ギュッと絞ったんですね。
田中:そうなんです。動物の観測は完全に廃止されてしまいました。植物は34種から6種に絞られてしまったんですね。
影島:私は北海道に住んでいた時「ライラック開花」のニュースを目にしたんです。静岡ではなかなか聞かないニュースなので、ちょっとわくわくした気持ちになったんですが、そういう季節を感じる話題が少なくなってしまうのは寂しいです。
田中:寂しいですよね。観測対象が減ったことは、気象台の周辺の環境の変化が原因とされています。都市化によって観測対象の動物が見られなくなってきたり、都市化によって標本木を設置する適した環境がなく、縮小していったりしたことが理由に挙げられます。
影島:なるほど。
田中:私はSBSテレビの「Soleいいね!」で、毎週火曜日に自主的に花を紹介しています。そこで、季節の遅れや進み具合を紹介していますので、ぜひ見ていただければと思います。
今年の花粉飛散予想は平年の1.9倍!しっかり対策を!
影島:桜の開花も春の訪れも楽しみではあるんですが、やっぱりこの時期に心配なのが花粉です。今年の花粉の飛散予想はいかがですか。田中:静岡県農林技術研究所森林林業研究センターが発表しているデータによると、今年は平年の1.9倍の量となってしまいそうです。平年というのは、過去直近の10年間の平均のことです。
スギ花粉の量には、前年の夏の天候が影響してきます。夏場、暑くよく晴れていて、降水量が少ないと、スギの雄花の成長が進んで花粉が増えるんですが、去年の夏の天候の条件がこれに全て当てはまってしまっています。スギの雄花が成長し、去年と同じくらいの量が飛んでしまいそうですので、しっかりと対策していただきたいなと思います。
影島:私も花粉症なので、しっかり対策をしようと思います。
田中:そうですね。
影島:ちなみに、効果的な花粉の対策ってありますか?
田中:やっぱり早めに対策をすることが大切ですよね。早めに薬を飲むのが大事なので、今日から対策を始めてください。
影島:皆さん、一緒に花粉対策しましょうね。田中さん、ありがとうございました。
※2026年2月6日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。
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