
シラス漁が解禁! 黒潮大蛇行終息で豊漁への期待高まる 幸先の良いスタートに港は活気=静岡

田子の浦港で今季初の出港 初日の水揚げは2025年の7倍
静岡県内では、週末から今シーズンのシラス漁が始まりました。
2025年まで不漁が続いていたシラスですが、黒潮の大蛇行が終息したことで2026年は豊漁が期待されています。
あつあつのご飯の上に新鮮な生のシラスが載った「生シラス丼」。漁港でとれたてのぷりぷりな食感が味わえる季節が2026年も到来しました。
<杉村直美カメラマン>
「午前5時半すぎの田子の浦港です。今シーズン最初のシラスを求めて、船が一斉に出港していきます」
21日に解禁された県内のシラス漁。富士市の田子の浦港では、17隻の漁船が2026年初めての漁に向かいました。
漁港では、獲れたばかりの新鮮なシラスが次々と水揚げされ、その場で競り落とされていきました。初日の水揚げ量は約1トンで2025年の7倍ほどにのぼり、幸先の良いスタートに港は活気づきました。
<漁師>
Q. きょういかがでしたか?
「絶好調です」
Q. 最高じゃないですか?
「うれしいですよ」
「ここでなきゃ食べられない」 御前崎港でも初漁
<大西晴季記者>
「午前8時過ぎの御前崎港です。初漁を終え、シラスを乗せた船が港に戻ってきました」
23日に初漁を迎えた御前崎港では、こちらも初日は約9トンが水揚げされ、市内の魚市場では早速生シラスが店頭に並び、訪れた人が買い求めていました。
<買いに来た人>
Q. 生シラスはどうして買った?
「ここでなきゃ食べられないかなと思ったから、千葉じゃ売ってない」
深刻な不漁からの回復へ

しらす干しの消費額が全国1位を誇る静岡県ですが、近年は不漁が続いています。
10年前には7600トン以上の漁獲量がありましたが、その後は右肩下がりとなり、2025年はやや回復したもののピーク時の3分の1ほどにとどまりました。
一方、近年の不漁の原因のひとつとされていた黒潮の大蛇行は2025年4月に終息。今シーズンは漁獲量の回復が期待されています。
<仲買人>
「去年、御前崎は5、6月が全く獲れなかったので、今年はそういうことが無いようにしてもらいたい」
今シーズンの漁は2027年1月14日までの予定です。
シラス漁 今後の見通しは?
県の水産・海洋技術研究所によりますと、春先に多く獲れる「マシラス」の漁獲量は去年を下回る予測ですが、「カタクチシラス」は資源量が回復傾向にあり、2025年を上回るとみられています。漁業関係者も「毎日安定して獲れるかはまだ分からないが、2025年や2024年のような最悪な状況は避けられるのではないか」と期待を寄せています。
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