2026年3月26日

「これは読めない…」アナウンサー泣かせの“難読”地名10選!【静岡県中部編】
好評の『“難読”地名・駅名シリーズ』!今回は中部編
静岡県民歴、もうすぐ4年目!埼玉県出身、鉄道が大好きなSBSアナウンサーの松下晴輝です。
去年、非常に好評だった『静岡県の“難読”地名・駅名シリーズ』。
担当するラジオの交通情報や日常生活においても、地名を意識する機会は多くあります。紹介しても尽きることのない県内の難読地名。
…今回も“超個人的”ではありますが、新たに私が気になった静岡県中部の難読な地名を、10個ご紹介します。
静岡県民のみなさんなら常識!?かもしれませんが、案外読めない地名もあるかも。正しく読めるかチャレンジしてみてください!
では、早速チャレンジ!!
1.香木穴(静岡市清水区)
2.安居(静岡市駿河区)
3.小鹿(静岡市駿河区)
4.渡(静岡市葵区)
5.産女(静岡市葵区)
6.策牛(焼津市)
7.五十海(藤枝市)
8.川根町葛籠(島田市)
9.久々生(御前崎市)
10.男神(牧之原市)
1.香木穴「かぎあな」(静岡市清水区)
富士川の西側、由比地区の山あいに位置する、静かで自然豊かな隠れ里のような場所です。でも実はこの付近に「かぎあな」と読む土地が、合わせて3箇所も存在します。残り2箇所の字はそれぞれ『鍵穴』『桑木穴』。清水区と富士市との境界はまさにこの「かぎあな」の辺りになります。
山あいの小さな集落になぜ、このような同じ地名ながら異なる字を書く土地が複数存在するのか…。調べがいがありそうです!
2.安居「あご」(静岡市駿河区)
飛び地になっていて、日本平パークウェイや久能街道の一部を含んでいます。石垣いちごで有名な久能周辺のいちご農園も点在していて、観光に来る方も多そうな土地です。元々は安居(あんご)という仏教の修行者達が集団生活する場所を指す言葉もあり、中にはすんなり読めた方もいたかもしれませんね。
3.小鹿「おしか」(静岡市駿河区)
静岡新聞SBSの本社からもほど近い、閑静な住宅街になっている場所です。この地にある『小鹿公園』は歴史が深く、地域の灌漑用水地として築造された2つの池を起源としているんだとか。春にはサクラ、夏には美しいアジサイの花が咲き誇り、風情を感じさせる憩いの場所で、私も時々、散歩に訪れます。
ちなみに新潟県新潟市には同じ漢字で「こしか」と読む土地もあるんです。
4.渡「ど」(静岡市葵区)
まさかの1文字!だからこそ、一発で読めた方は意外と少なかったかもしれませんね。安倍川の中流部に位置していて、茶畑も点在していますが、この辺りはほとんどが山間部。もう少し安倍川の上流部の方へ車を走らせると、人気スポット・梅ヶ島温泉などがあります。車で通過したことがある人は結構多いかもしれませんね。
5.産女「うぶめ」(静岡市葵区)
こちらも山間部に近いエリアですが、近くには国道1号静清バイパスの羽鳥ICや牧ケ谷ICもあり、前出の渡などと比べると市街地寄りと言えるかもしれません。この周辺では特に子宝・安産祈願で有名な『産女観音』が知られていて、夫婦やカップルでの参拝も多いそうです。調べてみたところ、地名の由来は江戸時代に妊娠中に亡くなった女性の霊を鎮めるために祀られた「産女明神」に由来していて、妖怪「ウブメ」の伝承とも関連があるとのこと。
6.策牛「むちうし」(焼津市)
朝比奈川付近に位置し、かつて川の氾濫を防ぐ護岸設備「聖牛(せいぎゅう)」があった歴史的な背景を持つ地域です。一方でかつて牛を育てていたという、この辺りの集落の名の言い方が転じたという説もあるそう。昔ながらの町の特性や歴史が、今もなお続く地名の由来となっているのは、ロマンを感じますし、知れば知るほど面白いですね!
7.五十海「いかるみ」(藤枝市)
図書館や子供広場があることでも知られる藤枝地区交流センターなどが位置していて、自然と市街地のバランスが良い、生活利便性の高いエリアとして知られています。調べてみると、かつて葉梨川や朝比奈川、瀬戸川が合流する氾濫しやすい土地であったことから、“怒る水=イカルミ”に由来するなど、こちらも歴史ある地名のようです。
8.川根町葛籠「かわねちょうつづら」(島田市)
大井川が大きく蛇行する「鵜山の七曲り」周辺に位置する、自然豊かな茶産地。茶農家による民宿があるのどかなエリアで、川遊び、山散策、パラグライダーなどのアクティビティ、茶摘みやそば打ち体験が楽しめる、里山の風景が広がる場所です。ちなみに、大井川を挟んで反対側を大井川鐵道が走っています。
9.久々生「くびしょう」(御前崎市)
御前崎港の西側に位置し、波が穏やかな干潟のような環境と砂浜・岩場が共存する、希少な生きものの生息地として知られています。古くからこの辺りで暮らす人々にとっては、海藻の一種であり、静岡県の準絶滅危惧種に指定されているコアマモが自生・群生している場所として有名とのこと。パソコンの変換でも出てこず、地元の方以外で一発で読めたらスゴいです!
10.男神「おかみ」(牧之原市)
御前崎市と牧之原市のちょうど境界付近に位置しています。この地区にはイザナギノミコトを祀る『男神社』がある、まさに神々しいエリア。この土地で興味深いのは読み方だけではありません。付近には『女神(めかみ)』という土地もあり、そちらには女神山があります。調べを進めると、牧之原には子孫繁栄にまつわる風習も残っているんだとか。男神・女神はそれを象徴する土地なのかもしれませんね。いかがでしたか?10個中いくつ正しく読めたでしょうか?
地名を学ぶと、その土地の伝統や歴史も学ぶことができます。静岡各地をより深く学ぶにはもってこいの勉強法なのかもしれませんね(笑)。
次回以降は静岡県西部の難読地名をご紹介していきます。
前回の東部編にまだチャレンジしていない方は、是非そちらもチェックしてみてください!次回もお楽しみに〜!!
アナウンサーが選んだ静岡県の“難読”地名・駅名シリーズはこちら
・アナウンサー泣かせの“難読”地名10選!【静岡県東部編】
・アナウンサー泣かせの静岡県内“難読”地名10!
・アナウンサー泣かせの静岡県内“難読”駅名10!【JR編】
・アナウンサー泣かせの静岡県内“難読”駅名8!【私鉄編】
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