
国内で相次ぐ強い地震 警戒すべき「富士川河口断層帯」とは 南海トラフと連動する可能性=静岡【わたしの防災】

焼津市で職員参集訓練 相次ぐ地震に高まる緊張感
2026年4月20日夕方、三陸沖を震源とする強い地震が発生し、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が出されています。
先週末には長野県の内陸を震源とする強い地震も発生。静岡県内では南海トラフ巨大地震が注目されますが、この他にも注意すべき地震があります。
南海トラフ巨大地震が発生したとの想定で静岡県焼津市で21日朝に行われた職員の参集訓練。20日の東北の地震を受け、職員の意識は高まっている様子でした。
<参加した職員>
「近々に地震があったので驚きながらも、安心して来ることができました」
平時よりも相対的に大規模な地震が起こる可能性
20日夕方三陸沖を震源とし、青森県で最大震度5強を観測した地震。この地震によるけが人は6人で、気象庁は一時、北海道や東北に津波警報や注意報を発令。
岩手県の久慈港では、20日午後5時34分に80センチの津波を観測しました。
<内閣府(防災担当) 桝谷有吾企画官>
「今後1週間に約1%の確率でマグニチュード8以上の大規模地震が発生する可能性がある」
さらに北海道から千葉県にかけての計182市町村を対象に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表。今後1週間程度、平時よりも相対的に大規模な地震が起こる可能性が高まっています。
静岡県内への影響について専門家は。
<常葉大学副学長 阿部郁男教授(津波工学)>
「地震の規模が大きくなってくると、東日本大震災といかないまでも、それに近いような揺れであったり津波だったりを確認することは十分に考えられます」
南海トラフ巨大地震との関連はないとみています。
警戒すべき「内陸型」の地震
一方、4月18日には長野県北部で最大震度5強の地震が発生。東北の地震は震源が沖合でしたが、長野の地震は内陸で起きました。
専門家は県内でも内陸を震源とする地震が起こりうるといいます。
<静岡大学 北村晃寿教授>
「静岡県の場合、海溝型地震ではない内陸型の地震として1番気をつけなければいけないのは、『富士川河口断層帯』(での地震)になります」
富士川河口断層帯:M8.0想定、南海トラフ連動の可能性も

「富士川河口断層帯」は富士山の南西の麓からほぼ南北に延び、富士市、富士宮市、静岡市清水区の直下に位置します。
地震が起きた場合、予想されるマグニチュードは8.0程度。
南海トラフ巨大地震と連動して起こる可能性もあり、その場合、今後30年以内の発生確率は10%から18%とされます。
<静岡大学 北村教授>
「富士川河口断層帯でも地震が起き得ることを、今回の地震を契機に頭の片隅に置いといていただければと思います」
国内で相次いだ地震は、静岡県で暮らす私たちが身近な地震に対する危機意識を高める契機になりそうです。

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