
「山開き前の登山は自粛して」富士山で遭難者が増加し2度救助の人も...残雪や積雪、強風、低温 静岡県警が注意喚起
「春山シーズン」とともに山開きをしていない富士山にも登る人が増えていることから、静岡県警は「自粛してほしい」と注意を呼びかけています。
春の登山シーズンや大型連休の到来とともに、富士山では山開き前であっても登る人が増え、4月26日から28日までに2人の遭難者が報告されています。26日に8合目で救助された中国籍の27歳の男性については、22日にも山頂で救助されていました。
<静岡県警地域部地域課 増田克則次席>
「富士山は現在、登山道が閉鎖となっています。気象環境も非常に厳しく、残雪や積雪、強風、氷点下まで下がる気温と厳しい自然環境でありますので、登山は自粛していただきたいと思います」
また、富士山以外の山についても標高や登山の経験などで油断をせず、備えを徹底してほしいと呼び掛けています。
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