
耐寒訓練や救助技術確認…「春山シーズン」前に南アルプスで訓練 静岡県警山岳遭難救助隊が出発
「春山シーズン」の到来を前に静岡県警の山岳遭難救助隊が4月14日、南アルプスでの救助訓練に出発しました。
「南アルプスにおける山岳遭難救助隊訓練に向け、出発します」
県警の山岳遭難救助隊は4月26日から5月6日までの「春山シーズン」に備え、14日から合わせて10日間、南アルプスで救助訓練を行います。まだ雪が残る山で、寒さに耐える訓練や滑落した人を吊り上げて救助するためのロープワークなどを行うということです。
<静岡県警地域課 酒井孝一課長>
「今年も多くの山岳遭難事故の発生が予想されます。適切に対処できるよう訓練、練度を高め、また自らの安全についてもしっかり訓練するようにしてください」
県警によりますと、4月は山菜を採りに山に入った人が滑落する事故も起きていて、標高や経験にかかわらず備えを徹底して山を登ってほしいと注意を呼びかけています。
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