
目指すは『街中の美術館』商業施設の跡地を囲む壁にアート作品を 地元ゆかりのアーティスト7人が約300枚のパネルに描く=静岡・沼津市

中心市街地を盛り上げようと、静岡県沼津市の商業施設の跡地を囲む白い壁にアート作品を描くプロジェクトが始まりました。「街中の美術館」を目指し地元のアーティストたちが奮闘しています。
<アーティスト>
「おお、綺麗!まるで青空のような雰囲気だよね」
「本当だね」
6月28日に沼津市の中心街で始まったのは通り沿いの白い壁にアートを施すプロジェクトです。ここは商業施設「イシバシプラザ」があった場所で、以前は市街地に賑わいを生み出す核となっていました。
<街の人>
「寂しいという気持ちがすごいあったので、こういった取り組みで、沼津の中心市街地が盛り上がってくれれば嬉しい」
<街の高校生>
「気分が上がる、登下校の気分が上がる。」
この壁を使って中心市街地を盛り上げようと沼津ゆかりのアーティスト7人が参加し、約300枚のパネルに思い思いのアートを施します。
<アーティスト>
Q.どんなイラストを描く?
「この場所にあったファストフード店に家族で来た家族で連れてきてもらった思い出があって、その時の楽しい思い出を描く予定です」
<アーティスト>
「今はクジラの絵を描いています。沼津の海の豊かさなどを知ってくれたらと思う。」
制作期間は2か月で次の施設が完成するまでの間展示される予定です。
<カベヌマ実行委員会 青木一代表>
「芸術に触れるとか、都会に行かないと味わえないような空間がここにできるんじゃないかと思いますので。アーティストの皆さんの本気の芸術を描いてもらって街中に美術館ができたような感じのプロジェクトになれば良いな」
芸術の制作過程を間近に楽しめるだけでなく、7月中旬ごろには地元の子どもたちが色を付ける作業などに参加し、プロジェクトを盛り上げます。
<アーティストたち>
「見に来てね!」
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