2025年8月1日

ヤマハ 第1四半期は減収減益 通期予想も下方修正

浜松市に本社を置く楽器メーカーのヤマハが8月1日に発表した2026年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比7.4%減の1,039億円、事業利益が同49.2%減の47億円と減収減益となり、純利益は前年同期比の74.7%減の24億円となりました。
ヤマハによりますと、為替の円高進行によって51億円のマイナス影響が生じたほか、米国の追加関税も収益を圧迫したということです。特に中国市場で、主力のアコースティックピアノ販売が大きく落ち込み、楽器事業全体の売上収益は前年同期比6.8%減の665億円、事業利益は49.8%減の21億円となりました。一方、管弦打楽器が堅調に推移、アコースティックギターとエレキギターは販売がともに好調で増収となりました。
また、2026年3月期の通期業績予想は、純利益を285億円から225億円に下方修正しました。いわゆるトランプ関税が事業利益ベースで50億円の押し下げ要因になりました。
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