
お盆前のビーチで白い砂浜を歩く『制服姿の警察官たち』水難事故防止へ...キーワードは「見せる警戒」=静岡県警

2025年8月に入って静岡県内では水難事故ですでに5人が亡くなっていて、県は5日、静岡県内全域に水難事故多発警報を発表しました。レジャーでの悲劇を防ごうと警察が対応を進めています。キーワードは「見せる警戒」です。
県内でも有数の人気ビーチ、静岡県下田市の白浜大浜海水浴場。多くの人が水着姿のビーチで少し異色の存在が…
<警察官>
「ライフジャケットをつけていただくのと、準備運動をしていただく。この2点をお気を付けいただければ」
制服姿の警察官が呼びかけていたのは水難事故の防止対策です。静岡県内では8月に入って水難事故が相次ぎこれまでに5人の命が失われています。

こうした事態を受けて県は、これまで伊豆地域のみだった水難事故多発警報を8月5日から県内全域に拡大しました。
<県水難事故防止対策協議会 滝明会長>
「やはり5人(死亡)という規模の不幸が重なっておりますので、また来週からお盆が始まるというそういった最中ですので、やはりいち早く警報発令することが皆様の安全の為になるのではないかと考えたことでございます」
8月、亡くなった5人のうち3人は、下田警察署管内の海水浴場での事故。夏のレジャーシーズンが本格化する中、不幸な事故をなくすことが警察の喫緊の課題となっているのです。
<警察官>
「最近、水難事故多くて、その中でお酒飲んで溺れている方が多いので気をつけていただければと」
暑い中でもあえて制服姿の警察官がビーチを巡回することでレジャーの中でも安全意識を持ってもらおうという狙いがあります。
<レジャーに来た親子>
「ちょっと、なんか緊張します。パトロールで警察官がいらっしゃれば、安全なんじゃないですか」
<下田警察署 増田克幸地域課長>
「お酒を飲まないとか、ライフジャケットを使うとか、子どもから目を離さないとか基本を守っていただければ楽しく遊べるんじゃないかと思います」
なくならない夏のレジャーの事故。静岡県警は今後も行政などと連携し、対応を進めていく方針です。
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