
静岡1区「人口減少」どう止める? 全国の政令市の中で人口最下位...候補者が考える対策は【衆議院選挙2026】

「LIVEしずおか」では1月28日から、静岡県内8つの選挙区ごとに独自の争点を深掘りする企画をお伝えします。 1回目の今回は静岡1区。テーマは「止まらない人口減少」です。
政令市"最下位"の衝撃 2050年には50万人割れの試算も

静岡市葵区の子育て支援センター。未就園児とその保護者が気軽に集い、遊びながら交流したり、子育ての悩みや不安を相談できたりする場所です。
<1歳児の母親(37)>
「夫の転勤で静岡に来たばっかりなんですよ。周りのことを何も知らなかったんですけど、こういう支援センターでいろいろ情報を教えてもらって助かっています」
支援センターはにぎわっているようにも見えますが、静岡市は長年にわたり子どもをめぐる深刻な課題を抱え続けています。

静岡市が2025年に発表した推計人口によると、2020年には全国20の政令市の中で人口が最下位に転落。このままのペースでいけば、2050年には50万人を割り込むと試算されています。
背景にあるのは、深刻な出生率の低下、政令市でワースト2位です。
「2人目の壁」 母親たちが抱える経済と環境の不安
<1歳児の母親(28)>
「出かけ先も限られちゃう。駐車場を考えると行きにくかったりします。子どもたちに優しい環境が少ないかなと思うので、子どもも産みづらかったり育てづらい」
既婚女性を対象したアンケート調査では理想の数の子どもを持たない理由として、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」「仕事に差し支える」と回答した人が静岡市は全国平均より高い傾向にありました。
<1歳児の母親(32)>
「次の4月は保育園に入れなかったので、もう少しお休みをいただこうかなと思っている。物価が高くなったりとか、子育てをするのにいろいろお金がかかったりするので、経済的にもう少しゆとりがあれば子どもの数も増えるだろうなというのはすごく感じます」
県内高校生の約7割が県外に進学
人口減少のもう一つの要因は、ほかにもあります。
<静岡大学 日詰一幸学長>
「静岡県内の高校生の約7割が県外に進学等で出ていかれて、外に出て行った方々がなかなか戻って来ない」
静岡大学は、県内3000人以上の高校生の進路意識についてアンケート調査を実施。
<静岡大学人文社会科学部 荻野達史 教授>
「『新しいことに挑戦できる』を重視する。女性では県内16%に対して県外31%でほぼ2倍ぐらいです。特に女性に関しては挑戦しようとすると県外を希望する傾向がちょっと強いのかなと」
調査では、出世や高収入を重視する生徒ほど、県外での就職を希望する傾向が強いことがわかりました。
<静岡大学人文社会科学部 荻野教授>
「どういう分野を希望する人が県外に出ていくという話になっているのかをきちんと確かめる必要があると思います。そのうえで、どういう産業にテコ入れをするのか、育成をするのかを改めて地域、国も含めて考えていくことが重要かなと思います」
3候補はどう挑む? 各陣営の「人口減少」への対策
止まらない人口減少に対し、各候補者はどのような対策を考えているのでしょうか。
<共産党・新人 鈴木節子候補>
「全国一律、最低賃金は1500円に引き上げ、もっと1日も早く1700円に引き上げをする。子育ての悩みにしっかり応えるための保健師をしっかり配置する、保育園もつくる、放課後児童クラブを充実させる」
<国民民主党・新人 柴田将平候補>
「静岡にはこういった仕事があって、生涯をかけて極めていけるような仕事もあるんだというところを若いうちからアピールして、学べる機会を増やしていかなければいけないなと思っています」
<自民党・前職 上川陽子候補>
「2人目を本当は産んで育てたいけれども、それが叶わない。経済的な支援をする。(出産費用を)無償化するというサポート、この辺りの政策については私はしっかりと訴えていきたいと思っています」
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA










