
【静岡5区】自衛隊が身近な富士山麓の市町 安全保障にどう向き合うか...3候補の主張は【衆議院選挙2026】

LIVEしずおかでは、衆院選の静岡県内8つの選挙区で争点を深掘りする企画をお伝えします。
富士市や三島市、御殿場市などを選挙区とする静岡5区には、中道改革連合の新人で中村正善候補、自民党の前職で細野豪志候補、共産党の新人で下山一美候補の3人が立候補しています。今回のテーマは「安全保障」です。
<高市早苗総理>
「戦艦を使ってですね、そして武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースであると私は考えます」
高市総理は2025年、台湾有事をめぐり集団的自衛権を行使できる「存立危機事態になりうる」と答弁。自衛隊が出動する可能性を示唆し、中国側の反発を招きました。日中関係の緊迫化は、自衛隊が身近な富士山麓の市町にも波紋が広がりました。
<母親>
「自衛隊の家庭が多いので、そこのパパやママがやっぱり影響を受けて、生活が変わってしまうんじゃないかっていう心配というか、そういう不安はありますね」
<母親>
「自衛隊とか近いから、もし何かあった時に、巻き込まれたら心配かなと」
小山町、御殿場市、裾野市には本州で最大級の「東富士演習場」に加えて、陸上自衛隊の4つの駐屯地が集中しています。
「富士を攻撃拠点にさせない」 長射程ミサイル配備への反発
2025年の富士総合火力演習。小山町の富士駐屯地にこれから配備される新しい装備品に注目が集まりました。

「右手から進入してきた車両は島嶼防衛用高速滑空弾です」
大型車の荷台に載った筒は、遠くまで攻撃できる長射程ミサイルの発射機です。
南西諸島など、日本の離島が侵攻される事態を想定し、敵部隊への反撃力を持つ国産のミサイルです。
2025年度中にも富士駐屯地に配備される計画ですが、市民団体はミサイルの配備は避けるべきだと反発しています。
<富士にミサイルやめて!の会 共同代表 小笠原里夏弁護士>
「平和憲法、憲法9条を持つこの日本国がですね、攻撃の拠点となる、それが、静岡県から富士山がその攻撃の拠点になるっていう、そこのところは絶対に避けたい」
自衛隊との共存関係。訓練などによる負担を受け入れる一方で、国からの恩恵もあり、地元住民にとっては切り離せない問題です。
<父親>
「演習でうるさいっていうのはありますけど、ここはもうずっと自衛隊とつながっておりますので。その分、助成(交付金)が入ったりもしますし、それはあった方がね、自衛隊がなくなるってことを考えると大変だと思いますし」
安全保障にどう向き合うか 3候補の主張
安全保障にどう向き合うのか。3人の候補者に考えを聞きました。
<中道・中村正善候補>
「私はウクライナの現場に行きまして、ウクライナの中の軍事施設の近くにロシアは攻撃をかけてきたわけです。しかし、ちょっとでもずれますと、住宅地に飛んでくるんですね。まずは住民の命を守るということから考えたら、少なくとも、もう少し安全な場所、人がいないような場所に(ミサイルを)配備する、まずここから着手するべきかなというふうに思います」
<自民・細野豪志候補>
「もちろん懸念をされる方もいらっしゃいますけれども、私はそこは本当に勇気を持ってしっかりと真実を伝えて、そしてそれを分かっていただくというアプローチをとっています。しっかりと抑止力を高めることによって、他国が暴走するのをしっかりととどめるんだっていうこと。自衛力をつけるということは、攻撃するという意味ではなくて、戦争を起こさないためなんだっていうことを事あるごとに強調しています」
<共産・下山一美候補>
「何よりも、そのアメリカの動きに従って、台湾での、日本の自衛隊が軍事行動を起こすことを前提にした『台湾有事発言』はあってはならないことですので、撤回を求めるということを重ねて要求したいというふうに思っています。もう1つ、富士山麓にミサイル配備がこの3月にもあるというふうに聞いておりますので、なんとしても阻止する」
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA










