2026年4月2日

<社会人野球>JABA静岡大会開幕、ヤマハはドロー発進 浜松市内の高校球児が観戦「アマチュアの最高峰を生で」
ヤマハ、鉄壁二遊間
ヤマハ―日本製鉄かずさマジックでは、ヤマハのプロ注目の二遊間がエース佐藤廉投手の粘投をバックアップした。
昨季の都市対抗で首位打者、日本選手権で打撃賞を受賞した相羽寛太遊撃手(静岡高出)は、この日は無安打に沈んだものの、守備で見せ場をつくった。
「一歩目のキレを意識してやっています。ただ、ヤマハは守備が良くても打たないと出場できないんです。あのくらいの守備を常にやりながらバッティングの調子も上げていかないと」。昨季は課題だった打撃に比重を置いて、得意の守備に少々荒さが出たが、今年は両方を高いレベルで、と自身に課している。
「1球の大切さ」
ルーキーイヤーにベストナインを獲得した土山翔生二塁手も「負けられない戦いが、静岡大会から始まるので、1球の大切さを感じました」と緊張感のある投手戦を振り返った。「春先から打線がつながっていなくて、点を取るのが難しい状況。その中で一人一人の役割を全うしていけたらと思います」と1点の重みを感じつつ、「(守備では)基礎、基本にこだわってこの冬やってきましたし、ピッチャーが打ち取った球をしっかりアウトにすることを心がけています」と、2年目も堅実なプレーでチームを助ける。
エイジェック片平、地元で躍動
エイジェック―TDKでは、エイジェックの片平外野手が途中出場。八回の守備から中堅に入り、九回に2点適時打を放った。2年目の昨季は春先に右手親指を骨折して出遅れ、公式戦出場は1試合のみ。今季も「自分の状態が上がらず、苦しい時期が続いていた」という。「きょう1本出たので良かったです。静岡に帰ってきてからバッティングの調子が上向き。環境がいいのかな」と笑顔を見せた。甲子園に出場した高3夏の全国高校野球選手権静岡大会2回戦で本塁打を放った思い出の球場で、弾みを付けた。3年目は「チームの中心として走攻守で引っ張りたい」と意欲を口にした。
地元の高校球児が熱視線
会場には春休み中の高校球児が大勢、観戦に訪れていた。
浜松西高の佐藤光監督は「技術はもちろん、大人の本気みたいなものを見てほしいと思って」と毎年、部員を連れて球場を訪れているという。日本製鉄かずさマジックの吉田哉太投手(浜松西高―静岡大出)とヤマハの大本拓海捕手(掛川西高出)は自身の教え子でもある。この日は部員28人が観戦。安間壮吾主将(3年)は「アマチュアの最高峰であり、技術はもちろんまねできないことばかりだけれど、ベンチからの声であったり全力プレーであったり、振る舞いだったり、『チームのために』という姿勢を生で見ることで参考になる。生かしていきたい」とグラウンドに熱い視線を注いだ。
(編集局ニュースセンター・結城啓子)
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