2023年12月13日

【ベルナール・ビュフェ美術館の「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」展】「皮を剥がれた人体」の絵肌

1945年、17歳になる年に描いた「父と息子」から、パーキンソン病発症後の1999年の「死」シリーズまで、画業を総覧。常設展示を含めて館内を歩けば、彼の代表作はほぼ網羅できる。モチーフが幅広いビュフェ作品は、館を訪れる季節、鑑賞者の体調や身辺の状況によって見え方が異なるのが興味深い。今回は赤と橙が強烈な「皮を剝がれた人体」の絵肌が刺さった。チューブからキャンバスにそのまま出した絵具の跡。無軌道な凸凹が痛快極まりない。(は)
静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。
県内アートさんぽ
エンタメ
おでかけ
あなたにおすすめの記事
【ベルナール・ビュフェ美術館の「ベルナール・ビュフェ いきもののかたち ビュフェの〝自然誌博物館〟」展】 太い輪郭線の印象、強烈
#県内アートさんぽ#エンタメ#おでかけ#長泉町【ベルナール・ビュフェ美術館の開館50周年記念展】ビュフェは変身願望が強かった!? 作者の気持ちになって自由に鑑賞してみては。見どころを独自の視点で解説!
#エンタメ#おでかけ#県内アートさんぽ#長泉町【ベルナール・ビュフェ美術館の「ビュフェの旅-新しい風景の発見」展】 1950年代の二つの潮流の見比べを。どんよりしたパリの建造物、高揚感に満ちたアメリカの摩天楼
#おでかけ#エンタメ#長泉町【ベルナール・ビュフェ美術館の「アーティストの目は何をみていたか―ビュフェ、エコール・ド・パリ、そして現代アートへ」】ビュフェのトイメンに李禹煥、筆のストロークが共鳴しているかのようだ
#おでかけ#エンタメ#長泉町