2023年12月21日

【スズキコージさんの「きんのさかな絵本原画展」】うねる線、視覚を直撃する色彩

「きんのさかな」はマケドニアの昔話の日本語訳再話。貧しい漁師が願いをかなえる金の魚と出合うも、過剰な要求が全てをおじゃんにする話。今回展は原画を中心に大小約70点を出品。コージさん特有のうねるような線と、パッと目に飛び込んでくる色彩が楽しめる。珍しく抽象画も。黒い川を俯瞰したような構図の「ROLLING ZUDON」に目を見張った。左の〝岸辺〟は青と緑、右の〝岸辺〟は緑とオレンジで。細かい図形が連なっていて粘菌や微生物のよう。(は)


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