2024年5月31日

【しずぎんギャラリー四季の「塚原勝二 写真展」】木仏のようなモアイたち
9年前から手すき和紙を用いた写真表現を続ける塚原さんは、今回展でチリ領イースター島のモアイ像を主題にした。撮影は12年前という。不連続に細かい凹凸がある、ざらりとした風合いの和紙にプリントされたモアイたちは、どこか木仏を思わせる。記名性とは無縁の、地域住民の祈りがそのまま形になったような風貌。今冬の東京ステーションギャラリー「みちのく いとしい仏たち」展に並んでいた、青森や秋田の民間仏を想起した。(は)静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。
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