2024年6月27日

【「佐伯喜三郎遺作展」】ビニールハウス群を抽象化
光、構図、彩色、筆致。1枚1枚に少なからぬ創意を込めた風景画群の圧倒的なエネルギー。久能山裾とおぼしきビニールハウスを繰り返し描いているが、相貌の変化が感動的。1983年「梅雨入り」以降、1990年代は写実性を重視。1991年「遠い日」は砂地のふかふかした手触りすら伝わる。2000年代は抽象化が進行。2001年「晩夏」は俯瞰で捉えたハウス群の横のラインを強調する。面全体で光を受け止めているようだ。(は)静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。
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