
駿河湾特産サクラエビ春漁始まる 初日水揚げ約4.2トン 前年の5分の1 天候不良で解禁日から6日遅れ=静岡
駿河湾の特産サクラエビの春漁が始まり、4月3日朝、初競りが行われました。
2025年のサクラエビの春漁は天候不良が続いた影響で、解禁日から6日遅れで初漁を迎えました。静岡市清水区の由比漁港では3日朝、初競りが行われ、仲買人が色鮮やかなサクラエビを手に取りながら見定めていました。
駿河湾のサクラエビを巡っては2018年の記録的な不漁をきっかけに漁業組合が漁獲量を自主規制し、資源の回復に取り組んでいます。
初日の水揚げは約4.2トンで、2024年の初漁の5分の1ほどでしたが、組合は資源が回復傾向にあるとみて期待を込めています。
(※2024年 19,235kg 2025年 4,249.5kg 由比漁港と大井川港の合計)
<由比港漁業協同組合 大石達也組合長>
「(海水の)温度が上がってくると、サクラエビの群れがまとまる傾向にあるので、これから(温度が)良くなってくれば、量も良くなっていくのではないかと考えています」
サクラエビの春漁は、漁獲量の自主規制をしながら6月5日まで行われる予定です。
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