
新たな防災気象情報避難行動にどう結び付ける?専門家は「情報との向き合い方」が重要と指摘 注目すべきは「時系列情報」【わたしの防災】

2026年6月、台風6号で静岡県内に初めて発表された新たな防災気象情報と、フィリピン付近で発生した地震に伴う津波注意報ー。災害情報を受け取った際、命を守る行動をどうとるべきか。さまざまな情報との向き合い方が問われています。

6月3日、静岡県内を襲った台風6号。新たな防災気象情報の運用が5月下旬に始まって以来、初となる「危険警報」が県内に発表されました。
台風で「高齢者等避難」が出された沼津市の第四地区。自治会長を務める友野和彦さんは、台風前日の明るい時間帯から避難行動を住民に呼び掛けました。
<永代川瀬町自治会 友野和彦 自治会長>
「夜になってしまうと移動自体が大変ですので、もし避難するなら早めの方が良いよという話をした」
こうした地道な呼びかけが功を奏す一方で、スマホ社会が進む中、避難行動の有無は個人の判断に委ねられるのが実情です。
<街の人>
「私はスマートフォンやパソコンをよく使うので活用しているが、活用していない人にとっては、情報が入りにくいし、情報源との接触が無いので分からないのかな」
<街の人>
「いままで避難したことが無いので、(どう動けばよいか)分からない」
専門家は「情報との向き合い方」が重要だと指摘
防災情報に詳しい静岡大学の牛山教授は、一人一人の「情報との向き合い方」が重要だと指摘します。
<静岡大学防災総合センター 牛山素行 教授>
「自らとりに行って使える情報は増えている。(避難指示など)大きめでボーっとしていても伝わってくる情報を一つのトリガー(きっかけ)にして自分から情報を取りに行くのが重要になる」
牛山教授が勧めるのが、新たな防災気象情報の運用に合わせて気象庁が公開を始めた「時系列情報」です。
警報・注意報に先立って、翌日までの気象の見通しが分かります。
<静岡大学防災総合センター 牛山素行 教授>
「台風みたいにある程度先読みできるものだとそんなに外さない。早めに明日どうしようかなとか今日の夕方どうしようかなみたいに考えているのであれば、注目すべきは時系列情報」
受け取った情報をどう行動に繋げるか。一人ひとりの危機管理意識が問われています。
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