2023年6月20日

【実石沙枝子さん、小説新潮に新作】メイドの物語、瞬間急加速

第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作「きみが忘れた世界のおわり」(講談社)で昨年デビューした20代作家の最新作。幼なじみの女性を亡くした美大生男子の成長と葛藤を描いた前作から全く異なる気品あふれるトーン。名家の屋敷を切り盛りするメイドの「メアリ」が主人公。当主夫妻は亡くなり、軍隊に入った跡取り息子の帰りを待つ。だが、ある瞬間から物語は急加速する。前作の基軸だったSF的仕掛けの匂いは一切ない。が…。
静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。
県内アートさんぽ
エンタメ
あなたにおすすめの記事
【実石沙枝子さんの新刊「扇谷家の不思議な家じまい」】 家族小説であり、大河小説であり、ミステリー。さまざまな色が折り重なる「プリズム小説」
#エンタメ#暮らし#本・書店#静岡市【新作「扇谷家の不思議な家じまい」を発刊。実石沙枝子さん(静岡市出身)インタビュー】扇谷一族18人が織り成す12の短編小説。「終わる、始まる、続く」を描く
#エンタメ#暮らし#本・書店#静岡市【実石沙枝子さんの新刊「踊れ、かっぽれ」】 「清水みなと祭り」の「港かっぽれ」を踊る地域連携部活動。静岡の高校生10人が繰り広げる、「爽快」に全振りした青春群像劇
#おでかけ#エンタメ#本・書店#静岡市#静岡市清水区