
2025年夏山遭難死者3年ぶりゼロ 富士山入山規制影響か 水難事故死者前年比5人増の12人=静岡

2025年の夏、静岡県内では登山での死者が3年ぶりにゼロだったことが分かりました。一方、水難事故の死者は昨シーズンよりも大幅に増加しています。
静岡県警のまとめによりますと、2025年7月1日から8月31日までに県内で発生した山岳遭難は、2024年の同時期に比べ14件少ない48件でした。
登山での死者は、2024年が7人だったのに対し、2025年はゼロになりました。夏の登山で死者がゼロになるのは3年ぶりだということです。
山岳遭難の約7割は富士登山が占めますが、県警は、今シーズン富士山に入山規制や事前学習が取り入れられたため登山者の安全に対する意識が向上し、遭難事故が減少したのではないかと分析しています。
一方、水難事故は、2024年の同時期に比べ発生件数は7件増えて25件、死者数は5人増えて12人となりました。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA
あなたにおすすめの記事

直近1週間で水難事故7件、5人死亡 静岡県全域に2025年初めての「水難事故多発警報」=静岡県

富士山の静岡県側入山者数約10万3000人 入山料収入約4億円の見込み 夏山シーズン速報値

「4000円はあり」「比較的わかりやすい」富士山の静岡県側"登山規制元年"新たな夏山シーズン始まる 【富士登山シン時代】

春の交通安全運動期間中 事故件数429件 負傷者504人 いずれも前年より減 死者は1人=静岡県内

「登山を快適にできるように万全を期していきたい」富士山のオーバーツーリズム対策を共有 今夏から入山規制や入山料徴収を盛り込む 適正利用推進協が会合=静岡・長泉町

高山病か 富士登山をしていた60歳男性が体調不良 山岳遭難救助隊が救助も命に別状なし=静岡県

2024年夏は静岡県内で7人死亡 1人行方不明に「ルールとマナー守って楽しんで」水難事故防止を大学生に呼びかけ

耐寒訓練や救助技術確認…「春山シーズン」前に南アルプスで訓練 静岡県警山岳遭難救助隊が出発

「弾丸登山がほぼ消えた」富士山夏山シーズン終了 新たな登山規制に山小屋関係者から評価の声=静岡

静岡はどうする?山梨県が富士山での遭難者ヘリコプター救助の有料化検討 9月議会に条例案提出へ
